ブログ

ハグみじゅうたんの開発と現在

2018.10.30

こんにちは。

新入社員の千葉です。

 

先日の日曜日。インド出張を終え、日本に無事帰国しました。

最初の一週間は、カーテンの生地と新作開発の工房へ行き、最後の一週間はハグみじゅうたんの工房で検品をしてきました。

ハグみじゅうたんの工房は都心から離れた郊外にあります。郊外でも若い方がとても多い、活気のあふれる町です。

 

ハグみじゅうたんを開発しようと動き出したのは、今から11年前の2007年。

「子どもたちにも安心して使える健康や環境に配慮したじゅうたんで、手の届く価格のものはありませんか?」

「無垢の床や漆喰の壁、こだわって建てた家に合わせられる自然素材のじゅうたんがなかなか見つからない」

当時、このようなお声が数多くありました。

安心で使える自然素材のじゅうたんがないのなら、自分たちで作ろう。

そのようなことから、このプロジェクトは始動しました。

 

海外へ行き、共に生産してくれる工房探しからスタート。

原案のデザイン画を手に、海外の工房へ何度も足を運びました。試作品をたくさん作っても、商品化の基準を満たすものはなかなかできません。

海外の人たちは、時間・品質に対しておおらかで、日本人の品質に対する思いはなかなか理解してもらえませんでした。

当時の開発スタッフから話を聞いたところ、日本の品質の厳しさに対して、当時の海外の人たちは呆れていたそうです。

海外の方からしてみると、「こんな細かいところも日本人は気にするのか」と思ったのだと思います。

それでも、良いものを一緒に作っていきたいという思いから、試行錯誤を繰り返しました。

写真と現地の文字を使い、どこを直していけばいいか示したり、日本ではどうやってじゅうたんが使われているか実演して伝えたり。

じっくり時間をかけて何度も何度も繰り返し伝え、日本の品質を理解してもらいました。

そして5年後の2012年9月、ハグみじゅうたんとして全国に発売することが出来るようになりました。

 

今年はハグみじゅうたんが発売されて6年目。現在も品質管理は徹底しています。

しかし、以前と違うところは、職人さんが主体の品質管理になっていることです。

責任感が強い現地の職人さんを検品リーダーに任命。

検品リーダーの職人さんは日本人の品質を理解したうえで、みんなをリードして検品にあたります。

いままでは私たち日本のスタッフが写真を使い、じゅうたんのどこを直していくのか説明していましたが、現在では検品リーダーの職人さんがみんなの前で説明して、日本の品質を共有しています。

 

私は今回の出張で、日本の品質が海外の工房にしっかりと理解してもらえていることを感じました。

現在でも、海外との協業は文化の壁が大きいです。

しかし、この職人さんたちのように日本の品質を分かってもらえるよう、時間をかけて伝えていけば、理解して賛同してもらえることを学びました。

海外の文化を理解したうえで、私たち日本の文化を伝える。

これを続けることで、いいものづくりが実現していくのだと思います。