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遠くのイランに思いを馳せて

2019.06.07

こんにちは。

研修スタッフの千葉です。

 

今日の横浜は雨模様。

日本各地で梅雨入りしたそうで、ここ数日間は雨の日が続くようです。

季節の変わり目ですので、体調管理に気を付けていきましょう!

 

雨の日になると、時々私は未訪の地イランに思いを馳せています。

イランのような乾燥地帯では雨は貴重なもの。そんな厳しい自然の中で織り子さんはアートギャッベを織り上げています。

方や日本では梅雨入り。傘を片手に、イランの織り子さんたちはどうしているだろうと考えているこの頃です。

 

アートギャッベが作られているのは、イランの首都テヘランから南に約500km離れたザクロス山脈という高山地帯。

この地域では、夏にあたる5~9月までの間、降水量がひと月で1mmも満たない乾燥した日が続きます。

本日の東京の降水量は4mmの予報となっていますので、今日だけでイランの夏季雨量に達したことになります。

雨が貴重になる理由も当然ですね。

そのような乾燥した土地でアートギャッベを織り続ける織り子さんたちにとって、雨はとても嬉しい出来事です。

雨が降った日は嬉しさのあまりに、ついつい仲間と一緒に踊りだしてしまうのだそう。

この地方に暮らす人々にとって、雨は憧れそのものなのです。

 

雨や川といった水に関する文様はアートギャッベの中にも見つけることが出来ます。

雨粒を無数の点で表現したようなアートギャッベや、水の中をすいすい泳ぐお魚のアートギャッベまで。

水は生活を潤してくれることから、長い歴史の中で「憧れ」や「豊かさ」の文様として描かれるようになりました。

日本は水資源が豊富なので、水があるのは当たり前に感じてしまいがちですが、水を不自由なく使えることは素晴らしいことなのですね。

 

そんなイランの生活背景を知ってからアートギャッベを見ていると、より文様の意味を噛みしめながら見ていくことが出来ます。

雨の日はアートギャッベの故郷に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。