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こんにちは、いとうです。

イランへ行った際、アートギャッベの最後の仕上げを行っている職人さんたちを訪ねてきました。
織り子さんが織り上げたアートギャッベは、一か所に集められます。
そこでたくさんの仕上げの工程を経て、ボー・デコールへ運ばれてくるのです。

 

そこまでの、アートギャッベができるまでの過程をご紹介。


 

ギャッベ完成!
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織り子さんにとって、長い年月をかけて織りあがったアートギャッベは宝物です。
ちょうど見に行ったときに完成したのですが、織りあがったときには拍手喝采が起こりました。
織り子さん、長い間お疲れ様でした!
それからアートギャッベは遥々イランの中のお手入れ工場へと運ばれて行きます…

 

 

バーナーで裏を焼く
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織りあがったアートギャッベは裏側をバーナーで焼かれます。
これは羊の毛の防炎作用も働いて、全然燃えず、焦げるような感覚です。
なぜこれをするかと言いますと、羊毛は熱を加えることで毛と毛が凝縮してへたりずらくなるからなのです。

 

毛足をカットする
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織りあがったギャッベを均等な毛足の長さに刈りそろえます。

洗う
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ゴシゴシとブラシを使い、洗っていきます.
こんなに強い力で洗って大丈夫なの?と心配になりそうですが、全然問題ありません!
むしろ、こうやって思いっきり洗うことにより織った時に中に入る余分な毛やホコリを洗い流してくれるそう。
こんなに丈夫だと、安心ですね。

 

 

脱水する
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くるくると丸めて…

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大きな脱水機の中に入れ、数時間…
余分な水を抜いていきます!

 

 

太陽の下で干す

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イランの灼熱の太陽の上で天日干しします。気温は約40℃。
夏は半日で乾きますが、冬には2日間ほど干すのだそう。
湿度もなく、雨も降らないので自然の空気と太陽にギャッベもリフレッシュしている模様。

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わたしも記念に洗いたてのキリムに囲まれポーズ!

 

 

 

釘を打つ

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洗う際、水を通して若干歪みが出ることがあり、それを直すために、縁に釘を打って押さえつけて矯正していきます。
初めて知りましたが、とても大変な作業なようです。
慣れた手つきで職人さんたちが釘を素早く打っておりました。

毛足を刈る(2回目)

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もう一度きれいに水平に刈り込みます。
力と集中力が肝心な作業ですね。

 

 

 

最後の仕上げ

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細かな毛の剃り残しや悪いところがないかなどのチェックをします。
丁寧に直していきます。品質にもこだわっている丁寧な仕事を見ることができました。
最後に…

 

 

 

 

選定する
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最後にアートギャッベの選定人がたくさんのギャッベの中から心に響いたものだけを選び抜き、日本へやってきます。
たくさん積まれたギャッベはどれもすてきでした。
その中から限られたものだけを選ぶ目利き力は私にはなかなか難しいようです。

 

見学していて感じたのは、これだけある中から出逢われる一枚は運命といってもいいほどの素晴らしい出会いだということ。
これからもたくさんの方の幸せな暮らしのお手伝いをしていきたいと思います!

選定人が選んだアートギャッベは秋ごろに入荷する予定です。

イランンの風も一緒に運んできます!ぜひぜひお楽しみに。


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ぜひお気軽にご相談ください。

こんにちは、いとうです。

 

イランに行き、本場のペルシャ絨毯に触れてきました。
前回もペルシャ絨毯の織り子さんをご紹介しましたが、以前はイスファハンという地方でした。
今回ご紹介するのはクムという地域。
クムでは斬新なデザインのペルシャ絨毯が織られています。しかも経糸も緯糸も全てシルクというのが特徴です。
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とっても緻密で素晴らしいものばかりです。

 

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こちらのペルシャ絨毯もアートギャッベ同様、草木の色で染めています。色合いが綺麗ですね。

 

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こちらはバラとヒマワリのペルシャ絨毯。
この工房ではバラのデザインを二代に渡り受け継いでいるそう。
こんなふうに壁に沿わせて織り機を置いているのですね~

色遣いが素晴らしく、どこの工房の絨毯も美しかったです…
斬新で可愛らしいデザインばかりで、うきうきしっぱなしの一日でした!

 

 

帰りに美しいモスクに寄ってみました。
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こちらはゾロアスター教の方々が礼拝に来るモスク。
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こちらは男性の出入り口。女性の出入り口も銀箔のようにキラキラしていて美しかったです。

 

男女で出入り口が違うことはイランだと普通なことです。
空港の手荷物検査やバスなどの公共交通機関でも別々になっているんですよ。
女性はみんなチャドルを身に着けます。

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わたしもチャドルを付けて中へ入りました…

 

 

 

見学のあと、絨毯博物館へ…
1000年前に織られたペルシャ絨毯などを間近で見ることができました。

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歴史の染み込んでいるアンティーク品を見ることができました。

それぞれの絨毯に時代背景があったり、模様から流行を読み取ったりすることができる興味深い絨毯ばかりでした。

 

 

 

 

 

 

こんにちは、いとうです。
イランの旅、中盤でイマーム広場へ行ってきました。
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世界遺産にも登録されている念願の場所です。
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イスラム教は偶像崇拝が禁止されているため、タイル一枚一枚に、文字や模様を抽象的に入れ込まれています。
ちなみに、この壁画は中央が孔雀を表しています。
 

タイルは全て人の手によって描かれ、今もなお次世代が修復をし受け継がれております。
このモスクのデザインはペルシャ絨毯のデザインとしても受け継がれているのです。

人の手が加わっていて、すごくパワーのある場所でした。
このモスクは謝罪やお参りに来るのではなく、お願いに来るような場所だそう。
不治の病になってしまったときなど、神様に願うと神様が治してくれるとも言われているそうです。

そんな神聖な場所に心まで清められる想いでした。
 

中のバザールへも寄ってみました。

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観光名所のため、人が沢山いて道も迷路のようで一人だと迷子になりそうな場所です。

バザールで、様々なイランの職人さんに出会いました。

まずはペルシャ絨毯。

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デザインをする人がいて、それを紙に写す人がいて、そのデザイン画を基に織る人がいます。

こちらはイランの鉄職人。
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カンカンカンと音を立てて、鉄を叩きながら模様を付けて絵を描いていました。

 

 

伝統的なイランの更紗を作る職人さん。
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更紗はスタンプで色付けをして作られます。
スタンプを押す回数が多ければ多いほどお値段が上がるそう。

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これがスタンプです。
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用途に合わせ使いやすい、様々な大きさやデザインのものがあります。

ラクダの骨に絵を描く職人さん。
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とっても繊細な絵を描かれます。

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イランのお土産物で人気のあるラクダの骨で出来た小物入れにも一点一点丁寧に絵を描いています。
熟練された技であり、とっても繊細で美しかったです。

モスクの壁画含め、伝統的な職人さん達は緻密で丁寧な仕事をされている素晴らしい人・物ばかりでした…。