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こんにちは。

研修スタッフの千葉です。

 

私たちがご紹介しているアートギャッベは古くからイランの遊牧民族の方々が、自分たちの生活道具として織り上げていた歴史があります。

そのためアートギャッベの文様は単なる模様ではなく、長い歴史の中で様々な意味を持ち現在に至っています。

本日はそんな歴史の長いアートギャッベから、イスラームの世界に触れてみようと思います。

 

時折、アートギャッベには可愛い鹿や生命の樹の文様などと一緒に、アラベスクという文様を見かけることがあります。

アラベスク文様とはリーフ・花柄などをいくつも連ねながら緻密に描くイスラム伝統の文様のことです。

礼拝堂のモスクの壁や天井、またペルシャ絨毯にも代表的に描かれているほど、イスラームの世界では馴染みの深さが伺えます。

ちなみに日本の風呂敷などに用いられる唐草文様は、シルクロードを渡ったアラベスク文様が日本の文化と融合して和風にアレンジされた文様とだとも言われています。私たち日本人にとっても馴染みの深い文様なのですね。

 

幾何学模様のように果てしなく続くアラベスク文様は”無限の宇宙”を表しています。

つまりアラベスク文様は神が作り出した世界そのものを表しているということです。

イスラム教では偶像崇拝を禁止しているので、仏像のように神様を実体化させることはできません。

イスラームの人々は偶像崇拝が禁止されていたからこそ、礼拝所の壁や天井を埋め尽くすほどのアラベスク文様を描くことで、大いなる神に対し畏怖の念を感じていたのかもしれません。

今一度イスラームの人々の目線に立ってアラベスク文様を見てみると、宇宙の広大さすら感じ取れるように思えます。

 

アラベスク文様はイスラームの人々にとって慣れ親しんだ模様であると同時に信仰の対象だったのですね。

そう考えると住宅や施設に何枚もペルシャ絨毯を敷くイスラーム文化には、イスラム教徒の深い信仰心と関係があるのかもしれませんね。

アラベスクのように文様は様々な意味を持ちながら描かれることが多いものです。

アートギャッベの美しさは見た目だけでなく、人々が繋いできた歴史を今も文様として残しているからだと感じます。

こんにちは。

研修スタッフの千葉です。

 

ボーデコール横浜店では、座布団サイズのミニサイズのアートギャッベを展示しております。

その数約50枚。

本日はその中でも素敵だなと思ったミニギャッベをご紹介します。

カラフルな配色で色がちりばめられ、ミニサイズとは思えないほど広がりを感じさせる一枚。

砂嵐のような柄ですが、実は広大な景色を表した風景画だそうです。

遠くに見える山並みや大地を、カラフルな横線の揺らぎで表現しています。

想像力を膨らませてくれる、そんな一枚ですね。

 

こちらは四角の文様の中に鹿たちが可愛く描かれています。

四角は窓・井戸を表し“幸せの入り口”という意味があり、鹿は夫婦ペアになって子育てを行うことから“家族円満”の意味があります。

文様にも素敵な意味が込められていますが、私のおすすめポイントはほかにあります。

このギャッベに魅力を感じたところ。

それは四角が不均一な点です。

人の手で作られたからこその曲がりのある文様。

きっと性格のおおらかな織り子さんが描いたものなのでしょうね。

 

このようにミニギャッベの中でもアート性を感じたり、クスッと笑える文様が織り込まれたりと、一口にミニギャッベといってもその子が持つ魅力は様々です。

本当にアートギャッベは奥が深いです。

 

そしてミニギャッベは使い方も様々。

お椅子の座面に敷いてみたり、、

 

 

壁飾りにしてお部屋のアクセントにしてみたり、、、

 

そのほか、玄関や畳のお部屋に敷かれるお客様もいらっしゃいました。

このようにミニギャッベは小さいからこそ活躍の場は様々です。

お気に入りの空間に、感性を揺さぶられる一枚を選ばれてみてはいかがでしょうか。

こんにちは。

研修スタッフの千葉です。

 

本日の横浜は湿度80%越えのジメジメしたお天気となっています。

明日以降も、関東ではこの曇天の日が続くようです。

この曇天が明けると日本の夏の到来も近いように感じます。

 

私はこの高温多湿の気候で思い出す町があります。

それはハグみじゅうたん の職人さんたちが暮らす海外の景色。

私は去年の夏と秋、2回にわたりじゅうたんの検品のため海外の工房さんへお邪魔しました。

本日はその時のお話をさせていただきます。

 

2018年7月

現地は雨季の真っただ中。私たちが到着した前日には記録的な大雨が降った日で、飛行機から水浸しになった街々を眺めながら上陸しました。

工房へ向かう途中で見た町の風景

通訳の方にお聞きしたところ、ここまで冠水するのは珍しいとのこと。

水びだしの街々は今まで見たことのない風景でしたので素直に驚きました。

 

空港から工房までは車を使って数時間の場所にあります。

車窓から眺める風景は新鮮で、電車の窓に張り付くこどものように興味津々で海外の街並みを眺めました。

 

いくつもの町や集落を抜け、やっと到着。

こちらの工房では糸の染色を行っています。

染色過程を共有し、ハグみじゅうたん の優しい色合いを継続するために私たちスタッフと現地の職人さんとで定期的に顔を合わせを行います。

上の写真は大量の糸を染め上げるための大釜です。

大きな窯でムラなく糸を染めるために、一階の炉では炎の温度が一定の石炭を燃やしています。

大釜の周辺では石炭の熱気が漂っていました。

 

2回目の渡航では私も染色のお手伝いをさせていただきました。

速度は一定にハンドルを回します。大釜の上では数分回しただけで汗をかくほどでした。

この地域の夏は日本の夏以上に暑い日もあるそうです。

そんな中、大釜の上で染色するのは体力と気合との勝負ですね。

 

海外へ行くことで協業することの重要さを改めて感じた研修となりました。

質の良いじゅうたんをご提案し続けられるよう、これからも現地の職人さんとのコミュニケーションを大切にしていきます。