こんにちは。
先日、お客様からこんな言葉をかけられました。
「素敵なお仕事をなさっているのね」
この世に1枚しかない手作りのじゅうたん、アートギャッベ。それを現地で買付し、全国を飛び回ってお客様にご提案する。
私の仕事は短くまとめるとそんな感じになります。
「はい、本当にその通りです」
私からもそう答えしました。
理由はいくつかあります。
アートギャッベというもののすばらしさ、
現地で選定買付をする醍醐味、
日本全国で感じる気候、文化、人の違い…
その中でも特に大事にしているのが「人とのつながり」
これも私の仕事が「すてき」な理由のひとつです。
たとえば先日、とてもすてきな黄色のアートギャッベを選んでくださったお客様がいらっしゃいます。
わざわざご自身で写真を撮り、メールで送ってきてくださいました。
お店にてお伝えしたのはこのアートギャッベが生まれるまでのストーリー。
「無から有を生む」工程。
実はこのお客様、お仕事は絵本作家さん。
同じ作家さん同士、いわゆる「産みの苦しみ」を知る方だからこそなのか、
じゅうたんの織目ひとつをとても感慨深げに眺めていらっしゃる様子が印象的でした。
最後には「この一枚に感動した」とのことで、黄色の一枚を選ばれました。
惹かれ合うものがあったそうです。
そんなふうにお客様それぞれの暮らしや価値観と、アートギャッベの橋渡しをするのが私の仕事。
ちなみに上記のお客様は、関東から九州へ移住の計画があるとか。
移住先にもこのギャッベは素敵なはずだから、またあらためて写真を見せるね、と言ってくださいました。
人のつくった絨毯が、人と人との縁をつくっていく、つなげていくんだなぁと感じました。
これからももっと「素敵なお仕事」にできるよう頑張ります。