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家具との思い出【入社1年目配送スタッフのブログ】

2019.06.15

こんにちは。

入社1年目の配送スタッフです。

 

日頃、お客様が新しくご購入された家具をご自宅までお届けさせていただいていますが、長く気に入ってお使いいただけるといいなと毎回思いながら、お届けさせていただいています。

愛着をもって長く使う家具。それは、どなたかから頂いた愛情が籠ったものだったり、なにかの記念に買われたものだったり、誰かとの思い出が詰まっていたり、機能的にとても使い易かったり、見た目や質感などがとても気に入っていたり、様々な思い入れがあるかと思います。

私が長く使っている家具は、18才の頃、一人暮らしを始めた時に買ったリビングテーブルです。祖父母からもらった大学入学のお祝い金を使って、アパートの近くの家具屋さんから買いました。引っ越しをしてから2、3日後、まだ右も左もわからないような場所で、家具屋さんを見つけ、そこで少し小さめの木のテーブルを買いました。最初はリーズナブルなこたつテーブルを買う予定でいたのですが、木のテーブルの優しい雰囲気や、温かみのある色に惹かれ、当時の学生だった自分には決して安くはなかったですが、このテーブルで一人暮らしをするんだという意気込みと、祖父母からもらったお金を使って買うという特別感というか、感謝の思いのような気持ちも込めて、思い切って買った記憶があります。そこから、何回か引っ越しもしましたが、その木のテーブルだけは捨てずに、色々な場所で生活を共にして、今も自分の部屋で使っていますし、これからもずっと使っていきます。

時々、そのテーブルの木目をぼんやり見ていると、大学生の時に、レポートをテーブルの上で書いていたことだったり、友達と家でお酒を飲んだりしたこと、お金がない時にここでそうめんばっかり食べていたこと、また、買った家具屋さんのおじさんがなんだか面白くて、一人暮らしを始めたばかりの緊張が少しほぐれたこと、祖父母がお祝いを渡してくれた時の顔など、色々な事を思い出す時があります。

こんな風に長く使う家具には、思い出も宿り、愛着もどんどん深くなり、家族の一員のような愛情も湧いてきます。家具は最初は命の宿っていない、「モノ」ではありますが、長く使っていく程に、生活にとって欠かせない家族のような、友達のような存在になっていきます。そして、生活が豊かなものになっていくのだと感じています。

私たちのお店では、『造り』、『健康』、『環境』にこだわった安心して長く使っていただける家具をご案内しています。そんな家具をお客様にご案内、ご紹介、お届けできるこの仕事に誇りを感じるとともに、まだまだ足りない面は多いですが、責任をもち、責任と同時にやりがいをもち、日々努めていきたいと思っていますし、配送スタッフである私は、お客様の家具とのご自宅での最初の出会いを思い出に残るような素敵な時間にできるよう、自分で考えながら仕事に取り組んでいきたいと思っています。

 

 

 

 

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