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本日は梅雨の合間の晴れ。もう夏がすぐそこまできていますね。

この時期から夏にかけて、じゅうたんのクリーニングのご依頼を頂くことが増えてきます。

 

先日もアートギャッベとハグみじゅうたんをお使い頂いているお客様のお宅に
あらたにお選びいただいたアートギャッベをお持ちした際、クリーニングのご依頼がありました。

 

アートギャッベやハグみじゅうたんは上質なウールで細かく織り上げているため、汚れにも強く、日常的にのお手入れをおこなっていただければ安心して衛生的にお使い頂くことができます。

それでも使っていただく年数が10年以上、長いものだと数十年となる絨毯です。
そこで5年~10年に1度ほどの間隔で専門のクリーニングをご検討頂くと、よりよい状態でお使い頂くことができます。

 

「家でも洗えますか?」というご質問も多くいただくのですが、やはり専門のクリーニングがおすすめです。

人間の髪もシャンプーの種類、乾かし方、ブラッシングなどで仕上がりが全く違ってくるのと同じように、ウールの手仕事のじゅうたんも洗い方と仕上げ方によって風合いが大きく変わります。

 

私たちで承った場合のクリーニングは絨毯専門の洗い方で丁寧に仕上げるため、風合いが損なわれてしまったり、という心配もいりません。

 

実際に洗いあがってお客様のお宅にお届けすることもあるのですが、とてもさっぱりと、そして毛並みもやわらかく良い風合いに仕上がりますので、ぜひ安心してお問合せ頂ければと思います。

 

もちろん当店で購入されていないじゅうたんでも構いません。じゅうたんの種類と大きさを教えて頂ければおおよその金額と期間の目安をお伝えすることが可能です。

 

 

こちらは現地の製作工程の仕上げの段階で天日干しをしているところですが、私たちがクリーニングでお預かりする場合も天日干しを行い仕上げますので、クリーニングに要する時間は天候によっても異なってまいります。目安としては2週間ほど頂いておりますが、お急ぎの場合は天候に恵まれれば早められることもございます。

 

何か強い汚れが部分的にあって困っている、というお客様には別途料金となりますが染み抜きも行っております。

 

クリーニングに関してご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

こんばんは。

研修スタッフの千葉です。

 

本日はアートギャッベの肌触りの良さについてのお話です。

アートギャッベに使われる羊の毛は”高山羊”と言われるイランの山に住む羊の毛を使っています。

高山羊の毛並みはストレートな直毛。

羊というより、まるでヤギのような見た目をしています。

 

イランの山々は乾燥地帯。

日差しを遮る物がないので日中は暑く、夜間は寒くなる土地です。

そんな自然環境の厳しい中で暮らすイランの高山羊たちは、体を守るため毛に上質な脂分を蓄えています。

その脂分の正体は「ラノリン」という成分。

ハンドクリームや靴磨きクリームなど、肌や革製品のケアに使われるほどの上質な脂分です。

 

アートギャッベにも、この上質な脂分が含まれています。

なめらかな肌触りの良さはこの脂分のお陰なのです。

脂分を抜かないためにはまず染色からです。

 

脂分は水分をはじくので、糸を染色するには厄介な存在。

糸は脱脂をしてから染めるのが、一番簡単に染まる方法です。

しかし、脂分を抜くとゴワゴワの感触になってしまう原因にもなります。

 

私たちはアートギャッベのさわり心地を大切にしています。

糸を染める工房ではこの脂分を抜かないように、時間を掛け丁寧に染めていきます。

草木染めで何回にも分けてじっくり重ね染をすることで、脂分を適度に保ったまま染色します。

とても時間のかかる非量産的な方法ですが、それが上質な造りへの一歩。

アートギャッベのさわり心地のよさは、手間暇かけて大切に作られてきた証なのです。

 

こんにちは。

研修スタッフの千葉です。

 

今日の横浜は雨模様。

日本各地で梅雨入りしたそうで、ここ数日間は雨の日が続くようです。

季節の変わり目ですので、体調管理に気を付けていきましょう!

 

雨の日になると、時々私は未訪の地イランに思いを馳せています。

イランのような乾燥地帯では雨は貴重なもの。そんな厳しい自然の中で織り子さんはアートギャッベを織り上げています。

方や日本では梅雨入り。傘を片手に、イランの織り子さんたちはどうしているだろうと考えているこの頃です。

 

アートギャッベが作られているのは、イランの首都テヘランから南に約500km離れたザクロス山脈という高山地帯。

この地域では、夏にあたる5~9月までの間、降水量がひと月で1mmも満たない乾燥した日が続きます。

本日の東京の降水量は4mmの予報となっていますので、今日だけでイランの夏季雨量に達したことになります。

雨が貴重になる理由も当然ですね。

そのような乾燥した土地でアートギャッベを織り続ける織り子さんたちにとって、雨はとても嬉しい出来事です。

雨が降った日は嬉しさのあまりに、ついつい仲間と一緒に踊りだしてしまうのだそう。

この地方に暮らす人々にとって、雨は憧れそのものなのです。

 

雨や川といった水に関する文様はアートギャッベの中にも見つけることが出来ます。

雨粒を無数の点で表現したようなアートギャッベや、水の中をすいすい泳ぐお魚のアートギャッベまで。

水は生活を潤してくれることから、長い歴史の中で「憧れ」や「豊かさ」の文様として描かれるようになりました。

日本は水資源が豊富なので、水があるのは当たり前に感じてしまいがちですが、水を不自由なく使えることは素晴らしいことなのですね。

 

そんなイランの生活背景を知ってからアートギャッベを見ていると、より文様の意味を噛みしめながら見ていくことが出来ます。

雨の日はアートギャッベの故郷に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。