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アートギャッベの草木染め

2020.08.06

皆さんこんにちは。

梅雨も明けて猛暑が訪れましたね。

外出時はマスクもしていて熱がこもりやすいので、こまめに水分補給もしながら体調にはお気をつけください。

さて、アートギャッベの繊細で味わい深い色合いはどこから生まれてくるのでしょうか?

それは、羊さんの羊毛から糸を紡ぎ、草木染めをすることで生まれます。

まず、羊さんの毛を刈って、そこから一本一本羊毛を紡ぎます。一つ一つを手仕事で紡いでいくのでかなり大変な工程になります。

手で紡いでいくと糸の太さも変わり個性が出ます。しかし最近では、機械で糸にする場合も多く、一本一本均一な糸になります。

このような糸でアートギャッベを作るからこそ、素朴な感じが生まれます。また、太さの異なる糸や白だけでなく茶色や黒の羊の毛を染料で染めていくことで、色むらが生まれます。そのため、同じ染料で染めても色合いが少しずつ変化していきます。

下記の写真を見てみると色のゆらぎが美しく表現されていますね。

この羊毛を紡ぐという大変な工程を経て、糸になった羊毛を自然の染料で染めていきます。

こちらも想像以上に手間のかかる工程になっています。

その理由として、アートギャッベに使われている上質な羊毛は、脂分を含みます。

この脂分があることで、染料がしみ込みにくくなり染めるのに時には数十時間かけて染めていきます。脂分を残すことで、アートギャッベは汚れにくく、艶のあるじゅうたんになります。

上記の写真のように、自然の草木と紡がれた羊毛を煮込んでいきます。ちなみに上記の草木はジャシールと呼ばれる自然の染料が使われています。

ここでしっかりと手仕事で染めていくからこそ、この繊細なグリーンの色合いが生まれていきます。

こんなにも大変な工程を経てアートギャッベならではの色合いが生まれます。現地の職人さんの腕はすごいですね。

この少しずつ変化する色合いは写真だけですと分かりにくいので、ぜひ実際に見てみてください。

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