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しっとりした肌触りと艶感 〜アートギャッベ〜

2021.04.01

皆さんこんにちは。

桜も開花し、暖かい春の季節がやってきましたね。

さて、本日はアートギャッベのしっとりした肌触りの秘密についてご紹介します!

今色々な場所でギャッベをご覧になれますよね。それぞれのギャッベには様々な魅力が詰まっています。

中でも私たちがご紹介しているアートギャッベは、しっとり感が魅力の一つです。私が担当したお客様はこのしっとり感や艶感がとてもお好きで、アートギャッベの肌触りはとても気持ち良い!とおっしゃられていました。

さてこのしっとり感はどこから生まれるのでしょうか?

このしっとり感は、「上質な羊の毛」から生まれます。
アートギャッベはウールの毛を使って手織りで織っているじゅうたんです。どの品質の羊毛を使うのかで、肌触りが変わっていきます。

上質なウールは油分をたっぷり含み、柔らかい毛です!

そのようなウールを持つ羊さんは、標高2000〜3000mぐらいのイランの山岳地に住んでいます。

この地域は、一年を通じて30〜40度くらい気温差があり、特に冬は氷点下になることもあります。羊さんは身を守るためにウール自体が油分を多く含みます。

平地に住んでいる羊の毛とはこの油分の量で差が出ます。

私たちが扱っているアートギャッベのウールは柔らかさもあります。心地よい肌触りにはこの柔らかさがとても大切なのです。

上の柔らかい羊の毛は、厳しい冬を乗り越えた羊から刈っています。冬を乗り越えた羊さんの毛は、身を守るための油分を含み、さらに栄養もしっかり取れているので、細くて柔らかい毛になります。冬毛は上質なためその分価格も高くなります。

対して、夏に刈り取る毛もありますが、夏はイランの山岳地でも暑い日々が続きます。直射日光で毛がやかれてしまうため、硬くなります。また、夏には羊のエサになる草木も十分育たないため、
短くなるのです。

いつ刈るのかによっても羊毛の性質が変化し、かなり肌触りが変わっていきます。

 

そして、この品質の高い羊の毛をどのように染めていくのかでも、このしっとり感は変化します。

アートギャッベは、ほとんどのものが自然の草木を使って染めています。

染める際に油分を極力残してじっくりと染めていくため、染めた後もしっとりした肌触りが生まれます。

基本的にはこの油分を抜いてしまうことがほとんどです。

なぜかというと、油分があると染まりにくいからです。油分を抜く理由として染まりやすくするということと、油分が原料として重宝され、高く販売できるためです。

素材へのこだわり、草木染めの工程での手間のかけ方によって、アートギャッベならではのしっとりした肌ざわりや艶が生まれます。

このしっとり感はとても快適な肌触りと踏み心地を感じさせてくれます。

お子さんが寝ていらっしゃるお写真、とても気持ちよさそうですね。このしっとり感は私たちをじゅうたんの上に引き寄せます。

一度過ごし始めると離れがたいですね。

皆様もお写真では分かりにくい肌触りや艶感をぜひ直接お店にて体感されてみてはいかがでしょうか?

 

 

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