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「お家の中でイランを旅する アートギャッベ300枚展」開催

2020.09.14

ボー・デコール横浜店では、9月19日(土)~10月11日(日)まで、
「お家の中でイランを旅する アートギャッベ300枚展」を開催いたします。

日本から遥か7500㎞離れたイラン。
イランのなかでも首都テヘランからさらに離れた標高2000mのザクロス山脈で遊牧生活を送ってる遊牧民たちの間で織られていた伝統の織物ギャッベ。
その織りの技術を受け継いだ織り手の女性たちが織るギャッベには、イランの雄大な自然や伝統が豊かな感性によって織り込まれています。

今回のイベントでは、そんなイランの風景を感じられるギャッベたちを中心にご紹介いたします。
テレビ番組のペルシャ特集でも紹介されたギャッベの中から、長く愛着を持ってお使いいただけるものだけを厳選しています。
見た目の美しさだけではなく、肌触りの良さ、心地よさもギャッベの魅力です。
旅行に行くのが難しい今だからこそ、横浜店でギャッベに触れながら一緒にイラン旅行に出かけませんか。

アートギャッベとは

イランの遊牧民の間で受け継がれてきたギャッベ。
テントで暮らす遊牧民たちが暑さや寒さをしのぐために、自分たちで育てている羊の毛を刈り、糸を紡いで、手織りで織り上げたのが始まりと言われています。
縦糸を張った織り機に、横糸を一本一本丁寧に結び付けて織り上げるこの絨毯は、ゴツゴツとした大地の上に直接敷いて、その上に土足で乗って使用しても耐えられるだけの耐久性と、羊の毛ならではの調湿効果を併せ持ち、寒暖差の激しい過酷な土地での生活を心地よく支えてくれています。

遊牧民の生活を支えてきた絨毯の織りの技術は、ユネスコの世界無形遺産にも登録されており、伝統の技として親から子へと代々受け継がれてきました。

その伝統の技と、厳しい環境の中で育つ羊たちから採れる上質な羊毛によって織り上げられたギャッベの中から、さらに品質・デザインともに永く愛着を持ってお使いいただけるものだけを厳選してご紹介しているのがアートギャッベです。

アートギャッベ直営店だから種類が豊富

ボー・デコール横浜店は、アートギャッベの直営店です。
私たちのお店の専属の選定人がイランへ赴き、一枚一枚触りながら、肌触りや品質を確かめ、さらにアート性や日本の住まいに合うデザインかどうかを見極めながら選定を行っています。

お店には、ダイニングの椅子の上で使えるような小さいサイズのものから、リビングでゆったりお使いいただける2×3mという大きなものまで、約300枚展示しています。

アートギャッベの魅力は、何と言っても一枚一枚が持つ個性豊かな表情です。
そのため色やデザインを限定して見始めるというより、まずは一枚一枚絵を楽しむような感覚でギャッベを眺めていただければと思います。
その際ご注意いただきたいのはサイズです。
使いたい場所が決まっている場合は、その場所に合うサイズに絞って見ていただくことをおススメします。
どのサイズがお家に合うのか分からないという場合は、お話をお伺いしながら丁度良いサイズをご提案させていいただきます。
また、お家の床の色や雰囲気などを体感コーナーを使って、実際のお家の雰囲気をできるだけ再現しながらご紹介させていただきます。
数ある中からこらから一緒に暮らしていくアートギャッベを選び抜くのは、楽しいようで難しいところもあると思います。
永く使っていただきたいものだからこそ、皆さまがこれだと思っていただける一枚に出会えるようサポートさせていただきます。

展示アートギャッベを一部ご紹介


「情景」
204×155㎝

四季を表しているともいわれる4色のアートギャッベ。
その色一つ一つには、織り手の女性たちが日々目にするザクロス山脈の景色も表現されています。
織り手の女性たちが好きな赤色。
女性たちにとってなじみ深い赤色は夕陽の色です。ザクロス山脈は鉱山のため、夕暮れ時は夕陽を反射して山が赤く染まります。

燃えるような赤色は、そんな雄大な山々を写し取っているのかもしれません。

ギャッベに織り込まれる美しい色は、そのほとんどが草木染めによって作られています。

赤色は茜の根っ子が原料となっています。

花が咲き誇る春先を表現した黄色は、ザクロの皮によって作られます。
ザクロの皮から作られる少しオレンジがかった黄色は、深みがあり日差しを受けると黄金色に輝きます。

その他、どんぐりやクルミの皮など、身近な草木を使用して作られる色糸はザクロス山脈の景色をありありと写し取ってくれます。

また、ギャッベの魅力は色の美しさだけではなく、そこに描かれる文様たちにもあります。


「記念樹」
182×150㎝

もともと遊牧民の女性たちにとって嫁入り道具でもあるギャッベ。
嫁いでいった先が豊かな土地であるように、家族が仲良く幸せにくらせるように、そんな想いを文様一つ一つに込めて織り上げていきます。
そんな家族への願いがたくさん込められたギャッベは、どこか温かく見る人の心も癒してくれます。


「神話」
180×125㎝

ギャッベには家族の健康や長寿を願う「生命の木」という文様があります。
生命の木のモチーフと言われているのが糸杉です。

この糸杉は、イランにある世界遺産のペルセポリスの壁画にも彫り込まれている文様です。
ペルセポリスは紀元前520年頃から建設が始められたといわれており、糸杉が2000年以上前から人々の信仰の対象として用いられてきたモチーフであるということがわかります。
そんなペルセポリスのような、深い歴史を感じさせるギャッベもあります。

その他、色鮮やかなアートギャッベたちを展示しています。


「思い出」
234×174


「心」
137×50㎝

遠くへの外出はまだ少し不安があるという方は、アートギャッベを通してイランを旅行してみませんか。

 

 

「お家の中でイランを旅する アートギャッベ300枚展」
9月19日(土)~10月11日(日)

※9月14日(月)より営業時間が変更になっています
平日:10:30~18:00
土日祝日:10:30~18:30

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