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【アートギャッベの旅】 アートギャッベができるまで

2016.08.08

 

こんにちは、いとうです。

イランへ行った際、アートギャッベの最後の仕上げを行っている職人さんたちを訪ねてきました。
織り子さんが織り上げたアートギャッベは、一か所に集められます。
そこでたくさんの仕上げの工程を経て、ボー・デコールへ運ばれてくるのです。

 

そこまでの、アートギャッベができるまでの過程をご紹介。


 

ギャッベ完成!
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織り子さんにとって、長い年月をかけて織りあがったアートギャッベは宝物です。
ちょうど見に行ったときに完成したのですが、織りあがったときには拍手喝采が起こりました。
織り子さん、長い間お疲れ様でした!
それからアートギャッベは遥々イランの中のお手入れ工場へと運ばれて行きます…

 

 

バーナーで裏を焼く
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織りあがったアートギャッベは裏側をバーナーで焼かれます。
これは羊の毛の防炎作用も働いて、全然燃えず、焦げるような感覚です。
なぜこれをするかと言いますと、羊毛は熱を加えることで毛と毛が凝縮してへたりずらくなるからなのです。

 

毛足をカットする
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織りあがったギャッベを均等な毛足の長さに刈りそろえます。

洗う
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ゴシゴシとブラシを使い、洗っていきます.
こんなに強い力で洗って大丈夫なの?と心配になりそうですが、全然問題ありません!
むしろ、こうやって思いっきり洗うことにより織った時に中に入る余分な毛やホコリを洗い流してくれるそう。
こんなに丈夫だと、安心ですね。

 

 

脱水する
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くるくると丸めて…

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大きな脱水機の中に入れ、数時間…
余分な水を抜いていきます!

 

 

太陽の下で干す

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イランの灼熱の太陽の上で天日干しします。気温は約40℃。
夏は半日で乾きますが、冬には2日間ほど干すのだそう。
湿度もなく、雨も降らないので自然の空気と太陽にギャッベもリフレッシュしている模様。

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わたしも記念に洗いたてのキリムに囲まれポーズ!

 

 

 

釘を打つ

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洗う際、水を通して若干歪みが出ることがあり、それを直すために、縁に釘を打って押さえつけて矯正していきます。
初めて知りましたが、とても大変な作業なようです。
慣れた手つきで職人さんたちが釘を素早く打っておりました。

毛足を刈る(2回目)

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もう一度きれいに水平に刈り込みます。
力と集中力が肝心な作業ですね。

 

 

 

最後の仕上げ

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細かな毛の剃り残しや悪いところがないかなどのチェックをします。
丁寧に直していきます。品質にもこだわっている丁寧な仕事を見ることができました。
最後に…

 

 

 

 

選定する
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最後にアートギャッベの選定人がたくさんのギャッベの中から心に響いたものだけを選び抜き、日本へやってきます。
たくさん積まれたギャッベはどれもすてきでした。
その中から限られたものだけを選ぶ目利き力は私にはなかなか難しいようです。

 

見学していて感じたのは、これだけある中から出逢われる一枚は運命といってもいいほどの素晴らしい出会いだということ。
これからもたくさんの方の幸せな暮らしのお手伝いをしていきたいと思います!

選定人が選んだアートギャッベは秋ごろに入荷する予定です。

イランンの風も一緒に運んできます!ぜひぜひお楽しみに。


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