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林業研修を通して【入社2年目スタッフのブログ】

2019.05.23

こんにちは。入社2年目の配送スタッフです。

先日お話しした、林業研修の続きです。

木の伐採と同時に、資材として育てる木の枝打ちを行います。

枝打ちの様子

この枝打ちとは、余分な枝や枯れた枝を一本一本伐って落とす作業なのですが、まっすぐな木を作りやすくするために必要だったり、品質の良い材木を作るための生育環境を整えるためにも大切な作業です。

一見地味に見えますがちゃんと意味ある作業なんです。

こちらの木に結ばれたロープ、どんな意味があるでしょう。

熊除けのロープ

これは、熊除けなんです。

熊は、木の樹皮を剥がし甘い樹液を舐めるのですが、樹皮が剥がされた木は枯れ死してしまいます。

大切に育てた木々が枯れてしまうので、林業者にとっては甚大な損失になってしまいます。

指導して下さった林業者の方も仕事中に熊に遭遇することも結構あると仰っていました。

常に危険と隣り合わせながら、大変な作業を行い、家具として形を変えて私達の元へと届く、そこに林業者の方の努力があることを忘れてはいけません。

半日ではありませが、スタッフ一同一生懸命お手伝いさせていただき、広大な森林の一部ですが奥まで見通せるようになりました。

伐採後の森林

何十年という年月をかけて世代を超えて受け継ぎながら大切な木を育てています。

私達が当たり前だと思っている家具も、こうした林業をして下さる人たちがいるので成り立っています。

当たり前が当たり前じゃなくならないと、そのありがたみに気付けなかったりするものですが、この林業研修でそのありがたみを身をもって感じました。

集合写真

私達が販売する家具の背景に、大切に木を育ててくる方がいるという事をお客様に伝えられるのは、林業研修を行ったからこそ出来る事です。

自分たちで実際にやってみる事でその大変さや、インテリアショップで働く上での考え方の視野も広がります。

とても貴重な経験を積むことのできた一日でした。

 

 

 

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